孤独な目を持つ青年

私は、もうずっと物心ついたような頃から孤独な目を持った異性に弱いところがある。

 

誤解のないように言うと、「実際に孤独な人」とは違う。

 

例えば、ある集団で浮いているとか、疎外されているといった目に見えて孤立しているという人が孤独な目をしているわけではない。

クラスの人気者だったり、ある集団ではとても目立つような人でも孤独な目を持っていたりする。(実はこちらの場合の方が強かったりする)

上に立つ人間ほど、孤独を知っているものである。

 

実を言うと、私は寂しがりやさんのタイプがちょっと苦手である。

しかし、「孤独を知っている人間」はとても惹かれてしまうところがある。

 

その人間の目を見つめていると、私はどことなく察してしまう。

「この人は、美しい孤独な目を持った人間である」と。

それが、強ければ強いほど、私は虜になってしまう。

自分がそれを求めるというよりは、守りたくなるのだ。

彼らを見つける度に、私は自ら歩み寄り、私の存在に気づいてもらおうとしてしまう。

「大丈夫だからね、最後には、私が傍にいるからね」と。

なぜかそう伝えたくなってしまうのだ。

 

そうやって、私は誰よりも孤独を知っている人間を、他の誰よりも愛してしまうんだろうとよくよく思う。