女になったばかりの少女

わたしはずっと少女でいたかった

何も考えず走り回り、無邪気に笑う少女でいたかった

ずっと誰のものでもない自分でいたかった

 

あのとき

わたしはとっても泣いた

痛みに耐えられなかったのでもない 苦しみを味わったのでもない

 

悔しくて悔しくて泣いた

わたしは自分が空っぽになった気がした

削られて 削られて 奪われてしまったような感覚

 

少女が女になるとき 気づいてしまうのだ

女のわたしは すべて男の人のためなんだって

男の人によって女はつくられて 消費されるんだって

 

女のわたしはいつもいつも空っぽになる 

無になって 涙だけが頬をつたう

 

わたしはずっと少女でいたかった

女のわたしは 心が空っぽだ