勉強をサボったらああなるのよ

先日、工事現場で働く方から、誰もが一度は経験する「現場あるある話」を聞いた。

 

小学生くらいの子を連れた母親は、汗水流し働く自分たちを指差して「勉強をサボったらああなるのよ、だから勉強しなさい」と、我が子に向かって諭すということがよくあるらしい。

 

幼な心に耳にする母親の言葉は絶対であり、少なからず子は母親に認められようと成長する。「何のために勉強するか」という問いには、いつしか「自分が社会の敗者にならないため」という絶対的な答えが正当化されてしまう。

なんて身勝手で傲慢な考え方なんだろうか。何しろ、自分を包摂している社会の基盤を真っ向から否定した上で、かつ他者から優位に立つこと、他者を排除することを正義としている。

 

自分たちが「社会に生かされている」ということをもっとよく知るべきであるし、母親は次世代を創造する子どもにそれを教える義務がある。

 

こういう親たちがいるからこそ、非人間的な頭でっかちが育ってしまうのだ。