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綺麗なお姉さんと下品なおじさんの組み合わせ。

夜のスーパーにて。

 

手足がスラーっと長いモデルさんみたいな綺麗な外国人のお姉さんがいた。金髪が決して浮くことがない、目鼻立ちくっきりの顔立ちだ。使う日本語もまた上品。

 

その横でごちゃごちゃ小言を吐く男性。少しお酒が入っているのか、赤く染まる顔にシワが寄ったシャツ姿。はっきり何を言っているのか分からなくとも、汚い日本語を使っていることは伝わってくる。

 

レジに向かうカゴはお姉さんが持ち、その品々は全てそのおじさんが言いつけたもの。支払いはお姉さんが済ませ、袋に詰めるのもお姉さん。おじさんは荷物も持たずさっと先に店を出る。後を追うお姉さんの細い指には思い荷物が預けられ、二人は夜道に消えた。

 

人気のない路地に入り、おじさんはお姉さんの手をガチッと握る。

 

 

 

 

社会的な強者・弱者がそのまま現実に実在する(しているような)現場って、たいがい「見なかったもの」と無意識に位置付けられてるんだろうなあ。

 

人々の「日常」が、なんだって溶かしていくもの。